第25回|本編

第二十五回 王婆計啜西門慶 淫婦藥鴆武大郎

王婆 計もて西門慶を啜かし 淫婦 薬もて武大郎を鴆す

王婆に叩き出された鄆哥の密告から潘金蓮と西門慶の密通が武大郎に露見し、武松への発覚を恐れた三人は、ついに毒殺と証拠隠滅へ踏み込んでいく。

あらすじ

王婆に殴られ、売り物の雪梨まで散らされた果物売りの少年・鄆哥は、その腹いせに武大郎へ潘金蓮と西門慶の密通を告げ、二人で現場を押さえる計画を立てる。翌朝、王婆の茶店へ踏み込んだ武大郎だったが、西門慶の蹴りを受けて重傷を負い、寝たきりとなってしまう。それでも潘金蓮は西門慶との逢瀬を続け、武大郎が「武松が帰ればすべて話す」と警告すると、王婆は二人に武大郎の毒殺を持ちかけ、西門慶が用意した砒霜を潘金蓮が薬に混ぜて夫を死に至らしめる。さらに三人は病死を装って証拠を隠そうとするが、納棺を任された何九叔は武大郎の遺体に異変を感じ、検屍の途中で突然その場に倒れ込む――。

主な登場人物

主な舞台

陽穀県・紫石街