第26回|本編

第二十六回 偷骨殖何九叔送喪 供人頭武二郎設祭

骨殖を偸みて 何九叔喪を送り 人頭を供えて 武二郎祭を設く

何九叔が密かに残した武大郎の骨片を手がかりに、帰還した武松が兄の死の真相を追う。役所の裁きが動かない中、武松は四十九日の席で関係者を追及し、潘金蓮と西門慶への仇討ちを遂げる。

あらすじ

武大郎の遺体を検めて毒殺を見抜いた何九叔は、その場で倒れたふりをして危険をかわし、火葬の際に骨片を密かに持ち帰る。骨片は黒ずみ、西門慶から渡された銀子や葬儀の記録とともに証拠として保管された。四十余日後、開封での任務を終えた武松が陽穀県へ帰還し、兄の死を知らされる。不審を抱いた武松は何九叔と鄆哥から証拠と証言を集め、知県へ訴えるが、役所は取り合わない。公の裁きに見切りをつけた武松は、兄の四十九日の席に近所の人々を集め、潘金蓮と王婆を追及。二人に密通と毒殺の経緯を白状させ、供述書と証人を残したうえで潘金蓮を討つ。さらに獅子橋の料理屋・獅子楼へ向かい、西門慶と激しく争って討ち取ると、潘金蓮と西門慶、二人の首を武大郎の仏前に供え、兄の無念を晴らした。

主な登場人物

主な舞台

陽穀県・紫石街・獅子楼