第27回|本編

第二十七回 母夜叉孟州道賣人肉 武都頭十字坡遇張青

母夜叉 孟州道に人肉を売り 武都頭 十字坡に張青に遇う

兄の仇討ちを終えて自首した武松は、東平府で王婆とともに裁きを受け、棒打ち四十回と二千里の配流に処される。孟州への道中、十字坡で母夜叉・孫二娘の痺れ酒の罠を見破り、菜園子・張青と出会う。

あらすじ

兄・武大郎の仇討ちを終えた武松は、王婆を連れて陽穀県の役所へ自首する。事件資料と証言がそろうと、武松と王婆は上級の役所がある東平府へ送られ、府尹・陳文昭のもとで改めて取り調べを受ける。王婆には寸刻みの極刑、武松には棒打ち四十回と二千里の配流が言い渡される。二か月の獄中生活を経て、武松は二人の護送役人と孟州へ向かう。道中、一行は十字坡の居酒屋へ立ち寄り、母夜叉・孫二娘から痺れ薬入りの酒を出されるが、武松は彼女の視線と挙動から罠を見抜き、酒を捨てて倒れたふりをする。孫二娘が近づいたところを逆に取り押さえると、夫の菜園子・張青が帰還。張青は武松の正体を知って詫び、孫二娘に課した「三つの禁」や、以前同じ罠にかかった花和尚・魯智深との因縁を語る。武松は護送役人を助けるよう頼み、張青夫妻の歓待を受け、孟州へ向かう旅の途中で新たな江湖の縁を結ぶ。

主な登場人物

主な舞台

陽穀県・十字坡・東平府