第28回|本編

第二十八回 武松威鎮安平寨 施恩義奪快活林

武松 威もて安平寨を鎮め 施恩 義もて快活林を奪う

武松は十字坡で張青と義兄弟となり、孟州の安平寨へ到着する。賄賂を拒み殺威棒百回を命じられるが、典獄の息子・金眼彪施恩の口添えで免れる。謎の厚遇を受けた武松は施恩と対面し、天王堂で巨大な円石を持ち上げ投げ上げて囚人たちを畏服させる。

あらすじ

十字坡の居酒屋で張青は武松に護送役人二人を殺し二竜山へ落草することを勧めるが、武松は道中の恩義を理由に断る。張青夫妻は護送役人を助け、一行を三日間歓待する。武松と張青は義兄弟の契りを結び、武松は餞別の銀子を護送役人へ渡して孟州へ向かう。孟州の州役所で引き渡された武松は、牢城・安平寨に収容される。新入りには賄賂や殺威棒の慣行があると囚人たちから教えられるが、武松は脅しに屈せず番卒頭へ反発する。百回の殺威棒を命じられた際にも手加減を拒み、典獄は息子の施恩の口添えで病気を口実に棒打ちを中止する。その後、武松は豪華な酒食、湯、寝具、別室を与えられ、理由を疑って施恩本人を呼ぶ。施恩は武松に頼み事があると認めながら、まず養生を勧める。武松は天王堂の巨大な円石を持ち上げ、地面に落とし、空中へ投げて受け止める怪力を披露し、施恩や囚人たちを畏服させる。武松が用件を尋ねると、施恩はついに事情を語り始める。依頼内容と快活林の事件は次回へ続く。

主な登場人物

主な舞台

十字坡・孟州・安平寨